黒消し

AIに社内情報を貼る前に確認したいこと

公開日: 2026年11月1日

メールの添削、議事録の要約、提案書のたたき台づくり。生成AIは仕事の文章に役立ちますが、社内の文章をそのまま貼ってよいか迷う場面も多いはずです。この記事では、貼る前に確認したいことと、社名や人名を伏せてから AI に渡す方法をまとめます。伏せ字にする作業は、ブラウザだけで動く黒消しでも行えます。

まず確認したいこと:サービスの設定と社内の規程

入力した内容がどう扱われるか(保存される期間、学習に使われるかどうか、管理者が見られるかどうか)は、AI のサービスや契約の種類、設定によって違います。同じサービスでも、個人向けと法人向けで扱いが異なることがあります。

貼る前に、次の2点を確かめておきましょう。

  • 利用するサービスの規約と、入力内容の扱いに関する設定
  • 所属先の規程(生成AIの利用ルール、持ち出してよい情報の範囲、取引先との秘密保持の取り決め)

規程で入力が禁じられている情報は、伏せ字にしても貼らないのが原則です。伏せ字は、規程の範囲の中で、余計な情報を AI に渡さないための工夫です。

貼る前に見直したい語

AI に頼みたいのは、たいてい文章の構成や言い回しです。社名や人名がなくても、多くの依頼は成り立ちます。次のような語は、伏せてから貼ることを考えましょう。

  • 社名・取引先名・団体名(「株式会社〇〇」「〇〇銀行」など)
  • 人名(「佐藤部長」「田中様」など、敬称や役職の付いた名前)
  • メールアドレス・電話番号・郵便番号・住所
  • URL、IP アドレス、クレジットカード番号、社員番号などの番号
  • 製品名・案件名・社内の略称など、その会社に固有の語

手作業で置き換えるときの落とし穴

エディタの一括置換で伏せることもできますが、次のような見落としが起きやすくなります。

  • 表記ゆれ: 「株式会社山田製作所」は置き換えたのに、「(株)山田製作所」「山田製作所様」が残っている
  • 置き換えの順番: 先に「山田」を置き換えると、「山田製作所」が「〇〇製作所」のように半端に残る
  • 記号のずれ: 同じ人を、ある箇所では「A氏」、別の箇所では「X氏」にしてしまい、AI が別人として扱う
  • 戻す手間: AI の回答に入った「A社」を、あとで元の社名に手で戻す必要がある

同じ語にはいつも同じ記号を使い、記号と元の語の対応を残しておくと、AI が文脈を取り違えにくくなり、回答も戻しやすくなります。

伏せても残る情報に気をつける

社名や人名を伏せても、文脈から相手が分かることがあります。たとえば、業界と所在地と従業員数がそろえば、会社を絞り込めるかもしれません。日付・金額・案件の経緯なども同じです。

AI に頼む内容に関係しない情報は、伏せるだけでなく、文章から削るのも有効です。「この依頼に、この情報は要るか」を一度考えてから貼りましょう。

黒消しでの手順

  1. 黒消しを開き、文章を貼り付けます。社名・人名・連絡先などを見つけ、【会社A】 【人物A】 のような記号に置き換えます
  2. 見つけた語の一覧を確認します。伏せなくてよい語はチェックを外し、一覧にない語は原文で選択して伏せます
  3. 「マスク後をコピー」で AI に貼り付けます
  4. AI の回答を「回答を復元する」タブに貼ると、記号が元の語に戻ります

処理はすべてブラウザの中で行い、本文はサーバーに送信されません。検出漏れや誤検出は起こり得るので、コピーする前に、伏せたい語がすべて伏せられているかをご自身で確認してください。

まとめ

  • 貼る前に、AI サービスの設定と規約、所属先の規程を確認する
  • 社名・人名・連絡先などは、記号に置き換えてから貼る
  • 同じ語には同じ記号を使い、対応を残して回答を戻せるようにする
  • 文脈から分かる情報にも気をつけ、依頼に要らない情報は削る

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検出漏れ・誤検出は起こり得ます。伏せたい語がすべて伏せられているか、コピー前に必ずご自身でご確認ください。本ツールは、伏せたい語がすべて伏せられることを保証するものではありません。
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