黒消しは本文を送信しない:仕組みと自分で確かめる方法
公開日: 2026年11月1日
AI に貼る前に伏せ字にするツールが、その本文をどこかに送っていては意味がありません。黒消しは、伏せ字への置き換えも、AI の回答を元の語に戻す処理も、すべてお使いのブラウザの中で行います。この記事では、その仕組みと、本文が送られていないことをご自身で確かめる手順を説明します。
処理はブラウザの中で完結する
黒消しのページを開くと、検出のルールや姓の辞書を含むプログラムがブラウザに読み込まれます。そのあとの処理は、次のようにすべてブラウザの中で行います。
- 検出: 貼り付けた文章から、社名・人名・メールアドレス・電話番号・住所などを見つけます
- 置き換え: 見つけた語を
【会社A】【人物A】のような記号に置き換えます。同じ語には同じ記号を使います - 対応表: 記号と元の語の対応を、開いているタブの中だけに持ちます。タブを閉じると消えます
- 復元: AI の回答に含まれる記号を、対応表を使って元の語に戻します
画像・PDF の読み込み、文字の読み取り(OCR)、塗りつぶし、書き出しも同じく、ブラウザの中で行います。文字の読み取りに使うデータも、黒消しと同じドメインから配信しています。
通信するもの・しないもの
黒消しが通信するのは、次の場合だけです。
- ページやプログラム、広告の画像などの読み込み(黒消しのドメインから)
- アクセス解析(Google アナリティクス。そのためのプログラムは Google から読み込みます)。送るのは、閲覧したページと、操作の種類と件数(例: 伏せた語の件数、文字数の区分)、プランだけです
- Pro のライセンスキーの確認。送るのはキーだけです
貼り付けた本文、画像・PDF、ファイル名、検出された語、記号との対応表は、黒消しのサーバーにも、アクセス解析にも送りません。詳しくは外部送信についてをご覧ください。
また、ツールの画面には、通信してよい先をブラウザに伝える設定(Content Security Policy)を付けています。通信先は黒消しのドメインと Google アナリティクスに限っており、それ以外の宛先への通信はブラウザが止めます。
自分で確かめる手順
パソコンの Chrome または Edge での手順です。開発者ツールの「ネットワーク」の画面で、ページがどこに何を送っているかを一覧で見られます。
- 黒消しを開き、キーボードの F12(Mac は ⌘+Option+I)で開発者ツールを開きます
- 上の欄から「Network」(ネットワーク)を選び、ページを再読み込みします。読み込んだファイルが一覧に並びます
- 原文の欄に文章を貼り、伏せ字に置き換わるのを待ちます
- 貼ったあとに一覧に増えた行を確かめます。数秒後に
collectで始まる行が増えますが、これはアクセス解析です。行をクリックして「Payload」(ペイロード)を開くと、中身はmask_run(操作の種類)と件数・区分・プランだけで、貼った文章は入っていません。一覧の上の検索欄に語を入れると、行を絞り込めます
通信を止めた状態でも確かめられます。一度文章を貼って検出が動いたことを確かめたら、ネットワークの画面の「No throttling」を「Offline」に切り替え、別の文章を貼ってみてください。通信できない状態でも、伏せ字への置き換えと復元はそのまま動きます。
それでも確認してほしいこと
本文を送らないことと、伏せたい語がすべて伏せられることは別の話です。検出は決まったルールと辞書で行うため、見落としや誤った検出は起こり得ます。コピーする前に、伏せたい語がすべて伏せられているかを、ご自身で確認してください。
まとめ
- 検出・置き換え・復元は、すべてブラウザの中で行う
- 通信するのは、ページの読み込み、アクセス解析(件数のみ)、ライセンスキーの確認だけ
- 開発者ツールのネットワークの画面で、本文が送られていないことを確かめられる